山桜材の小物たち
もうすぐ
桜の季節ですね。
お店の前の公園の桜はつぼみも
まだまだですが、
あと1~2週間もすると、
その優しくはなやかな姿と香りを楽しませてくれるとおもうと
わくわくします。
この公園の桜の木は、
ソメイヨシノ。ソメイヨシノは鑑賞・園芸用に
交配された桜で、
葉が出る前に花が咲きます。
一方、
日本の天然種の山桜は、
葉と花が同時に出てきます。
木材としても
木肌が滑らかで緻密、
暴れが少ないので
家具をはじめさまざまな利用をされてきました。
岐阜県で育った山桜の木を使用した家具は
木工房すえひろの家具の中でも
人気があります。
優しい木目と
少し赤みがかった色合い
表情ゆたかな節、
緻密で滑らかな肌ざわり。
ほのかな甘い香り。
山桜は
和歌にも数多く詠まれ
古くから日本で親しまれた木です。
浮世絵の版木や、
和菓子の木型としても
重用されました。
日本人の心に
通じるものがあるのでしょう。
その
日本の心の木、
山桜を使い、
節や木目、木の風合いを活かしつつ作った
シンプルで使い勝手の良い
カッティングボード。
のこ目仕上げタイプと、
カンナ仕上げタイプで製作している
もの。
たくさん仕上げたので
店頭に並んでおります。
また、
26日の
エコ建築考房さんにて開催される
チルチンびとマーケット
にも
お持ちしますよ。
パンやケーキ、フルーツをカットしたり
とレートしてつかったり
器代わりに、前菜やてんぷらなどの揚げ物を
盛り付けたってよいのです。
用途は様々。
暮らしの道具の仲間入りにいかがですか。
こちらも、
山桜材と鉄の組み合わせのシンプルな
ハンガーラックもできました。
木の風合いがかっこいいです。
玄関先のコート掛けにしたり
寝室に置いても便利。
山桜は
経年変化で茶褐色へと色味が濃くなっていくので
その過程も楽しめます。