■無垢材家具のお手入れ

この季節、すごーく乾燥していますよね。
 
太平洋側は空気がカラカラで、
東京は1ヶ月近く連続で乾燥注意報が出されているそうです。
 
 
 
 
手も顔もカサカサ。
加湿器や、ハンドクリームや化粧水などが手放せない方も多いと思います。
 
 
こんな季節は、木製家具も、人間の手肌のようにお手入れをしてあげたり、
加湿器などを置いて、湿度を保ってあげるとよいですよ(^-^)
 
 

 
 
無垢材の家具は、湿度の変化に敏感で特に乾燥に対して弱いのが特徴です。
 
木は生きていますので、
季節によって伸縮したりしますし、
置かれている環境によって経年変化をします。
 
 
当店で、家具をお買い上げの際には
植物性オイルで仕上げた家具の取り扱いの説明をさせていただいて、
お手入れ用のオイルもプレゼントしていますが、
 
購入から時が経つと、
あれ??
お手入れって、どういう風にするのだっけ
 
と思う方もいらっしゃるかも。。
 
そんな方に
オイル仕上げの説明と、
お手入れ方法をご紹介しますね。
 
 
 
 
オイル仕上げは、
木材が本来有している質感を生かす為に、
植物油(桐油や亜麻仁油)を主成分とした浸透性の塗装方法で、
一般の塗装(表面がつるっとしたウレタン塗装)と違い
表面に塗膜を作らないので、
木目の美しさやしっとりした質感がそのまま表現されます。
 
 
ですので直接木肌を感じていただけます。
 
 
反面、長時間直射日光に当たると
日焼けをしますし、
コップなどの跡やしみが残りやすい点があります。
温風ヒーターをガンガン直接あててしまうと、
乾燥しすぎてヒビや、反りがでる場合もあります。
 
しかし、使い込む程に風合が出て、
傷や汚れが味となるのがオイル仕上げの家具の楽しみとも言えます。
 
 
どうしても気になる傷や汚れは、を塗りますと
乾燥を防ぎさらに艶を出してくれます。
 
 
サンドペーパーで削り、またオイルを塗り込めば、
新品の時のようにまた美しい木肌が表れます。
 
 
 
表面が乾燥した時や、乾燥している季節には、
お渡ししているレモンオイルを布に含ませ、
木目に沿って塗りこみますと、
乾燥を防ぎさらに艶を出してくれます。
 
 
汚れをとる作用もあるので、
気がついたらお手入れしてあげてくださいね。
 
 
木が嬉しそうにしますよ(^。^)
 
 
 
レモンオイルは、
使い切りましたら、店頭まで取りにきていただければ
差し上げております。
 
 
 
※レモンオイルを含ませた布は、
水に浸してから捨ててくださいね。
極まれにですが、条件が重なると、
熱を持ち発火することがあります。
 
 
木肌も、人間の肌と同じように、
お手入れしてあげればあげるほど、
ピカピカしっとり、キレイになります。
 
そして愛着もわきます。
 
 
 
それと、レモンオイルでキレイにした時には、
ついでに、椅子やテーブルのネジやボルトを締めなおしてくださいね。
 
椅子やテーブルも使ううちにネジが緩むことがありますので、
気がついたら締めてくださいね。
 
 
 
 
 
植物性オイル仕上げの家具の
通常のお手入れ方法は、
乾いた柔らかい布で拭くか、よくしぼった布巾で水拭きをしてください。
 
油汚れやひどい汚れは、ぬるま湯に中性洗剤を薄め、
布を浸ってよく絞って拭き、そのあとすばやくきれいな布で残った洗剤を拭き取ってください。
 
※シンナー・ベンジン類の使用は避けてください。
 
ご使用にあたっての注意点もいくつかあります。
 
 
 
テーブルなどの上に食器類を直接置くと、
表面に傷や染みが付く場合がありますので、
気になる方はランチョンマットやコースターのご使用をお薦めします。
 
 
水分は直ぐに拭き取ればシミにはなりません。ソースや醤油なども、
直ぐに拭き取ればシミになりませんので、
何かがこぼれた時は直ぐに拭き取ってくださいね。
 
 
熱い鍋や、やかん等を直接天板に置くと変色の原因になりますので
鍋敷きをご使用ください。
 
 
 
直射日光等が当たると、
表面が変色または劣化する場合がありますので、
変化を防ぐにはカーテンなどで直射日光を避けてください。
 
 
無垢の木は家具になっても生きています。
 
植物性オイルで仕上げているので、家具になっても木は呼吸しています。
 
 
使えば使うほど風合いが出てくるので、
そんな表情を木が生きている証として、
大切に末長くご愛用いただけることを願っています。


 


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